ごあいさつ

日本の農業を取巻く環境は、高齢化による離農等に伴う農業従事者の減少、農地の減少と耕作放棄地の増加等により生産基盤が脆弱化しております。また、WTO交渉及びEPA交渉の打開等、新たなグローバル化が迫られており、国政レベルと農業者団体の活動をいかにリンクさせるかなど、多面的に農業発展の戦略と政策を検討することが求められております。それに加えて、原油価格高による農業用燃料価格、農業用資材価格の高騰及び世界的なバイオ燃料の増産に起因した飼料価格の高騰等により、さらに厳しさを増しております。
 このような状況の中、平成19年度におきましては、「連携」を合言葉に、第2次中期経営計画及び第20回JA宮崎県大会・第24回JA全国大会決議の実践に取り組んでまいりました。
 営農部門につきましては、マイプランに基づく指導体制の強化に取り組み、安全・安心な農畜産物の生産と販売に努めました。なかでもマンゴーにつきましては、トップセールスの効果もあり、本年度は特に高値で推移しました。また、10月の全国和牛能力共進会において「宮崎牛」が日本一になり、第54回宮崎県畜産共進会枝肉の部で稲本民雄氏がグランドチャンピオンを獲得し、はまゆう農協肉牛部会も団体賞を受賞されました。一方、早期水稲につきましては、7月の台風4号によって大幅に収量が減少し、品質面においても規格外比率70.6%となり、組合員の皆様の農業経営に甚大な影響を及ぼしたことから、米支援対策を実施いたしました。
 水田農業につきましては、南那珂ビジョンの策定と実践を図るため、新たに南那珂水田農業推進協議会を発足いたしました。また、19年度より導入された品目横断的経営安定対策に対応するために、集落営農組織の推進を図り、2つの農用地利用改善組合と3つの農用地利用改善団体の設立を行うことができました。
 また、南那珂郡市畜産農業協同組合連合会の包括承継を6月の臨時総代会にて決議頂き、10月より畜産部を新たに設置し、生産・販売が一体となった指導体制の構築に努めました。
 第9事業年度につきましては、第2次中期経営計画の基本方針のもと着実な事業展開を図り、あわせて第20回JA宮崎県大会・第24回JA全国大会の決議を踏まえ、組合員の皆様・地域利用者との「信頼」を深め、事業の拡大を図ってまいりますので、なお一層のご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げ、ごあいさつといたします。

                                             はまゆう農業協同組合
                                                代表理事組合長 
                                                    藏富 英志